Exhibition
また起きてから書きます
30 Apr 2016 – 22 May 2016
Address
- 6-11-14-201/202 Sotokanda
- Chiyoda-ku
- Tokyo
Tokyo - 101-0021
- Japan
Event map
酒井一有 庄司朝美 田中智美 若木くるみ
企画協力・中尾拓哉
About
原稿用紙に眠っている、書かれるはずの文がある。物語、詩、手紙、遺言。いずれにせよ、伝えようとしたけれど、上手くいかなかった。やめた、のかもしれない。何に遮られているのかはわからないが、全然、浮かばなかったとしても、突然、浮かぶこともある。だから、「また起きてから書きます」。
書き始められるのではなく、書ききれない後で、書き直される、書かれていない文がある。書かれるはずの文は読めなくても、そこに眠っているものを想起できるかもしれない。溢れたのか止んだのかはわからないが、 その判断をたどらせるためだけに残された言葉、「また起きてから書きます」。
書き手は書き手、読み手は読み手。ということではなく、区別のつかない制作と鑑賞のプロセスは、切り替わりながら連続し、ときにほとんど同時に― ―起きている。
酒井一有、庄司朝美、田中智美、若木くるみによる展覧会を開催いたします。それぞれが制作について書きつづった冊子を作成し、また制作のプロセスを考える機会もご用意いたしました。ぜひご覧ください。